生後2週間から白黒絵本で読み聞かせを始め、何千冊と読み聞かせしてきました。絵本の読み聞かせは、選書が命です。優れた絵本との出合いは、美意識を育て、本物を見分ける力を養います。将来の骨太な読書力につながる良い絵本を集めました。ゆっくりお楽しみくださいね♪
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わからん薬学事始1
わからん薬学事始1わからん薬学事始1
(2013/02/06)
まはら 三桃
講談社
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【最初のページ】
1 旅立ち
島の小さな入り江を抜けたとたん、モーターボートがぐらりと揺れた。
「いい波ですよ」
正太郎がハンドルを持ったまま、体をひねって草多を見た。はしばみ色の目が細くなる。
正太郎はパッと見、白髪のダンディなおじさまで、いかにも大企業の役員風だが、島の漁師だ。
正太郎がおもむろに立ち上がった。百九十センチもの長身の背中が、草多の目の前に大きくそびえ立つ。正太郎は大きく風を吸いこむと、突然、エンジン音に負けない大声で叫んだ。
「木葉草多ぼっちゃん、これよりわが久寿理島から東京に向けて旅立ちます。ああ、神のご加護を」
「ぼっちゃんはやめてよ」

小学校高学年におすすめの本。シリーズ全3巻わからん薬学事始シリーズ。当時中1の娘が読みましたが、児童書に分類されている本です。主人公は高校1年生。舞台も高校と下宿先です。

妖怪アパートの幽雅な日常』チックで、謎解きの要素がある不思議なストーリーで、私も気に入りました。薬草のくだりも興味深かったです。

男女両方楽しめるお話なのに、表紙の絵がとっつきにくいのが残念です。小学校高学年の子が思わず手に取るような絵だったらよかったと思いました。
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夏のとびら
夏のとびら夏のとびら
(2006/10)
泉 啓子
あかね書房
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【最初のページ】
(大樹ったら、なんでいつも、ああへらへらしてんだろっ。みんなからあれだけいわれて、くやしくないんだろか?)
わたしにはカンケ―ないと思いつつ、イライラ気分はおさまらない。
六月に入って初めての月曜日。六時間目のHRは、各班が五月中に書いた班ノートの中から、それぞれ問題になったことや反省点を発表して、クラス全体で話しあうことになった。そうじや給食当番のしかた、授業中の態度・・・・・・一班から順にいろいろ出された。私たち三班も班長の中島くんが先週の自習時間にみんなでさわいだことなど、正直に報告した。ところが、いざ五班の番になって、班長の大樹が「なにもありません」といったから、大さわぎになった。なんせ五班といえば、クラス一の問題班なんだから・・・・・・。
「なにもないって、まさかなにも書いてないってことですか?」
司会の谷くんがびっくりした顔で聞き返した。
「あ、うん、まあ・・・・・・」
大樹が班ノートをぺらぺらめくって見せると、ほんとにどのページもまっ白だった。
「けど、班ノートは毎日交代で書くことになってるでしょ?」
「うちは班長がぜーんぶ書くことになってんだよなあ?川辺大樹班長」
吉住くんがへらへらした調子でいうと、今村くんも「そうそう」と無責任にうなずいた。

全国学校図書館協議会選定基本図書

出版社より 対象年齢 小学校高学年以上

小学6年生にぴったりの本。主人公はミニバスケットに燃える小学6年生の女の子。優秀な兄の逮捕をきっかけに家族がバラバラになり、主人公の気持ちや生活に大きな影響を与えるようになります。

娘(当時小6)が「すごくよかった」というので私も読みました。お話が非常にリアルで心理描写が巧み。感情移入するのに時間はかかりませんでした。ちょうど息子(当時中2)の反抗と重なって身がつまされる思いで読みました。ものすごくよかったです。
テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
ラブ・ウール100%
ラブ・ウール100%ラブ・ウール100%
(2013/11)
井上 林子、のだ よしこ
フレーベル館
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【最初のページ】
1 はだかんぼのキューピッド

十月のおわりに、とつぜん転校することになった。
体育大会がおわって、文化祭がはじまる一週間前。なんて中途半端な時期。
転向、なんてよくある話だけど、まさか自分がするなんて思わなかった。
人生はじめての引っ越し。人生はじめての親友との別れ。それなのに、
「栄転だ!栄転だ!ヒャッホ!」
お父さんは、喜びっぱなしで、
「アミコ、転勤先の町、おしゃれな港町なんだって。グルメ雑誌、買お!」
お母さんは、はしゃいでいた。
子どもの気持ちにおかまいなく、この世はいつもおとな中心にまわっている。

全国学校図書館協議会選定図書

出版社より 対象年齢 小学校高学年から

娘(当時小6)が気に入った本。友情がテーマの女の子向けのハートウォーミングストーリーです。娘のススメで読みましたが、文章のガチャガチャ感が気になって集中できませんでした。挿絵は非常にかわいらしいですね☆
テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
お父さんのバイオリン
お父さんのバイオリンお父さんのバイオリン
(2011/11/16)
ほしおさなえ
徳間書店
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【最初のページ】
1章 楽団

その日は虹が出た。梅雨どちの蒸し暑い日で、夕方ぱらぱらと小雨が降って、あがったと思ったらうっすらと虹が出た。梢ははじめ団地の給水塔越しに虹を見つけ、あわてて空が開けた公園まで走った。
最初は薄かった色がだんだん濃くなり、しかも二重になっている。大きなしゃぼん玉みたいだ。梢は、息をつきながら虹をながめた。不思議なことだ。なにもないはずの空に、あんなにはっきりといくつもの色が描かれるなんて。
団地の人たちだろうか、まわりにも同じように虹を見つめている人たちがいた。ジョギング中らしいトレーニングウェアのおじさんや、買い物袋をさげて立ち話していたおばさんたち、犬を連れた人。みんな立ち止まって、吸い寄せられるように空を見ている。

第24回読書感想画中央コンクール指定図書(小学校高学年の部)

出版社より 対象年齢 小学校高学年から

あることがきっかけでバイオリンが弾けなくなった小学6年生の主人公。母の田舎で過ごしながら、亡き父との絆を見つめ直し、立ち直っていくさわやかでちょっぴり不思議な物語。

娘(当時小6)が「すごくよかった!」と言うので、私も読みました。ものすごく繊細でみずみずしい作品で、細やかな感性を持つ女の子が読むのにぴったりの作品だと思いました。「あり得ない」とはわかっていながら、ポロポロと泣いてしまいました。感動しました。
テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
ぼくと英語とニワトリと
ぼくと英語とニワトリとぼくと英語とニワトリと
(2002/02)
宮根 宏明
PHP研究所
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【最初のページ】
(勉強がわからん)
洋介はこのごろなにをしていても、そのことが頭からはなれない。とくに、英語はどうにも手のつけようがなかった。ニワトリ小屋のうず高くつもったフンを一輪車につみながら、ためいきをついた。英語の教科書は明るいコミック調の表紙だが、それがおそろしいもののように目にうかぶ。
(ええい、放っておけ、勉強なんて)
洋介はスコップをグサッとフンの山につきたてた。小さな虫がワーンと羽音を立ててとびたち、体にまとわりついてくる。フンは、水気をふくんでじっとりと重い。ねばりもあって、スコップを使うのにはけっこう力がいった。
一輪車に投げこまれたフンが、ベタッ、ベタッと音を立てる。フンの中からハチのような虫やウジ虫がはいでてくる。中には、その中間のようなへんな形をした虫もいる。強力な殺虫剤を使えばこんな虫になやまされることもないのだが、父は小屋の中でそれを使うことをきらった。エサに酵素をまぜる方法を取っているが、ウジ虫がわくのを完全におさえることはできない。

養鶏を営む農家の一人息子・洋介が、町の中学校に入学して、新しい生活に戸惑い悩みなから成長していく姿を、生活感あふれる描写で追った青春ストーリー。現代の農業の問題や、中学生の勉強の悩み、いじめ、恋などをうきぼりにした作者渾身の感動作。(出版社の解説)。

主人公が中学生なので、息子(当時中2)に読ませようとしました。しかし、「字が大きい」と言って読もうとしませんでした。確かに、中学生が読むには活字が大きめでページ数も少ないかもしれません。

娘(当時小6)が読んだら、「ものすごくよかった!!」と感動。「主人公の前向きな姿が心に響いた」と言っていました。私も読みましたが、現実的な臨場感あふれる内容で、あっという間に読めました。養鶏や農家の事情も興味深かったです。
テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
ラベルのない缶詰をめぐる冒険
ラベルのない缶詰をめぐる冒険ラベルのない缶詰をめぐる冒険
文庫本
(2012/07/02)
アレックス・シアラー
竹書房
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【最初のページ】
第一章 賭け

それは切手でもよかった。ステッカーでも、絵ハガキでも、飛行機のプラモでも、シリアルのおまけでもよかった。サッカー選手の写真でもいい。化石だって、映画のポスターだって、イーベイ(世界最大級のオンラインのオークションサイト)で格安で出品されているものだってよかった。SFグッズでもよかったはずだ。コインでも、有名人のサインでもよかった。だけど、そうじゃなかった。
それは缶詰だった。
そして、なぜ缶詰だったかという唯一の理由は、ファーガル・バムフィールドは頭がいいから、ということらしい。
ファーガル・バムフィールドは、頭がいいという評判がわずらわしくてしょうがなかった。じっさいはそうじゃないからだ。その評判はレンガの詰まった袋のようにファーガルに重くのしかかった。

小学校高学年以上におすすめの謎解きミステリー。手に汗握る展開で、とんでもない事件に巻き込まれていきます。途中で「気持ち悪いから読むのをやめようかな~」と言っていた娘(当時小6)の通り、奇妙でおぞましい場面が出てきますが、でもやっぱりおもしろくてページをめくる手が止まりませんでした。最後のどんでん返しに至るまで、納得のストーリー。さすが、アレックス・シアラーです!!

リンク先で中身が見れます
テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
もういちど家族になる日まで
もういちど家族になる日までもういちど家族になる日まで
(2011/12/17)
スザンヌ・ラフルーア
徳間書店
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【最初のページ】
さいしょのうちは、おままごとみたいで楽しかった。
一日に三回、クラッカーにチーズをのせて食べた。
一日じゅう、テレビで好きな番組を見た。
クラッカーとチーズの夕食……テレビ……クラッカーとチーズの昼食……テレビ……クラッカーとチーズの昼食……テレビ……寝る。
三日目まではだいじょうぶだった。
だけど、チーズがなくなった。
冷蔵庫の中をのぞいてみる。野菜室には、ぬるぬるになったレタスと、くさくなったニンジンしか入っていない。棚には牛乳の容器があった。ふたを開けてみる。これもひどいにおいがしたから、もとどおりふたを閉めて、冷蔵庫の奥に押しこんだ。
自分の部屋に行って、お菓子が残ってないか探した。チョコレートのかかったクッキーをふたつ、ジリーにあげようとお皿にのせておいたのを思い出したから。ベッドわきのテーブルの下の棚をのぞく。前は、妹のサヴァナがいつもここにジリーにあげるおやつを置いていた。そのころクッキーはなくなっていたけど、今もジリーが来るとは思えない。サヴァナは自分でクッキーを食べてたんだろうし。

家族を事故で失い、母に置いていかれ、心に深い傷を負った11歳の少女が、まわりの人々のやさしさに包まれ、少しずつ立ち直っていく姿を描く感動の物語。2010年カーネギー賞候補、2010年チルドレンズ・ブック賞高学年向け部門最終候補になった作品だそうです。

娘(当時小6)が「ものすごくよかった」と言うので、私も読みました。臨場感にあふれ、最初からぐいぐい惹きこまれて何度も涙を流しながら一気に読破。サンクスギビングディナーの場面が一番心に残っています。食にこだわる私は、アメリカの人々の普段の食卓も興味深く読みました。

高学年の女の子にぜひ読んでもらいたい作品です。同世代の主人公の【不運】【悲しみ】【苦しみ】を疑似体験できるのは読書の醍醐味です。
テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
テラプト先生がいるから
テラプト先生がいるからテラプト先生がいるから
(2013/07/04)
ロブ・ブイエー
静山社
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【最初のページ】
九月 Peter

おれたちにとって最大の悲劇は、世の中に先生なんてもんがいるってことだと思う。まあ、それはしょうがない。せめて、古ダヌキみたいな老いぼれじゃなくて、若い新米に当たりますようにって、祈るだけだ。新米が相手なら、こっちが主導権をにぎって、ふりまわしてやればいい。そうすれば、悪いことをしてもそんなに叱られないからな。相手が古ダヌキだと、そうはいかない。悪いことをすれば、きっちり叱られる。そんなもんだろ?ってわけで、五年生になった今年は超ラッキー。担任は新米なんだってさ。テラプトって名前。さっそうお手並み拝見といこう。
学校のトイレは出入り自由だ。だったら行かなきゃソン。今年の教室は、廊下をはさんでトイレのむかいにある。勉強がイヤになったら、こっそり教室を抜けだすにかぎる。それくらい楽勝。気づかれたことは一度もない。しかもテラプト先生は新米だ。みつかるわけない。

小学校高学年におすすめの本。家庭や友人関係の様々な悩みを抱える七人の子どもたち。テラプト先生のユニークな授業や人柄が、それぞれの人生を少しずつ良い方向へ変えていきます。

娘(当時小6)が「おもしろかった!!今までで最高におもしろかったかもしれない!」と興奮気味。私にも絶対読んで欲しいというので、手に取りました。まずは、かの作家ジョン・アーヴィングが序文を書いていることにビックリ。「おとなであるわたしも、この作品をよみはじめてすぐ夢中になりました。」とあったので、ワクワクしながら読みました。

確かに、目からウロコの授業に気持ちが高揚しました。生徒を厳しく管理せず、自らの「気づき」を促す教育はもどかしくもありましたが、その効果は抜群。教育や子育てに役立つ本だと思いました。
テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
ひまわりのかっちゃん
ひまわりのかっちゃん (講談社青い鳥文庫)ひまわりのかっちゃん
(講談社 青い鳥文庫)
(2010/05/15)
西川 つかさ、宮尾 和孝
講談社
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【最初のページ】
1 ひとりぼっち

小学校一年の終業式の日のことだった。
学校が終わったかっちゃんは、担任の伊藤先生とふたりで家に帰ることになった。
伊藤先生は若くてきれいな女の先生で、そのうえとてもやさしくしてくれたので、かっちゃんは大好きだった。
伊藤先生は、かっちゃんとならんで歩こうとしてくれるのだけれど、かっちゃんはわざとおくれて歩いた。
そうすれば、風を受けて流れてくる伊藤先生のお化粧のいい匂いをかぐことができるからだ。
「せんせい、なして(どうして)、かっちゃんとウチさ行ぐの?」
ようやく遅い春が来て、雪解けの水でぬかるむ道を、足の大きさよりずいぶん大きなぶかぶかした長靴をはいたかっちゃんは、うれしさをかくし切れない笑顔で聞いた。
学校のみんなに人気のある伊藤先生とふたりきりで外を歩いていることが、なにか特別な扱いを受けているようで、とても誇らしい気持ちだったのだ。

出版社より 対象年齢 小学中級から

特殊学級にいた少年の笑いと涙の物語。小5の春に出会った担任の先生の情熱あふれる指導で、大きく人生が変わります。

娘(当時小6)に勧められて私も読みました。100%実話の自伝小説だなんて、驚きました。なんて過酷な半生をおくられたのでしょう。世のお母さんが森田先生のように子どもを育てたら、きっと素晴らしい世の中になるでしょう。子育て・教育の大きなヒントになる本だと思いました。
テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
ベストフレンド―あたしと犬と!
ベストフレンド―あたしと犬と!ベストフレンド―あたしと犬と!
(2006/12)
堀 直子
あかね書房
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【最初のページ】
第1章 あの朝

あの朝は忘れない。
ぶどう色の空が、ほうきではいたように、しゅっしゅっと明るい白味を増していった頃、ライオンの苦しそうな声が、またいちだんと大きくなっていったのだ。
千織がふとんからはい出てみると、おかあさんがもうすでに起きていて、ライオンに水を飲ませていた。スポイトで少しずつ、ライオンのピンク色したべろのおくに流しこむように。
「おかあさん、ライオン、だいじょうぶだよね?」
千織は心細くなって、いった。
きのうの夜、千織はライオンをだっこして、おとうさんの車に乗り、沢井動物病院へ行って、利尿剤と毒を出すお薬をもらってきたばかりだった。

全国学校図書館協議会選定基本図書
日本図書館協議会選定図書

出版社より 対象年齢 小学校高学年以上

作者にも16歳だった同じ名前の犬「ライオン」がいたそうです。実体験をもとに書かれたお話といいます。

動物好きの娘(当時小6)が気に入って、私にも読むのをすすめてくれました。ペットを失くした喪失感はひしひしと伝わってきたのですが、文章が素人っぽい感じがして入り込めませんでした。児童書だから仕方がないのかもしれませんね。
テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
幸せの器
幸せの器幸せの器
(2010/11/12)
おぎ ぜんた
偕成社
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【最初のページ】
ママは死んだ

ぼくの名はアイザック、十二歳。ママがマラリアで死んだとき、ぼくは小学校の六年生だった。
ママは乳しぼりの最中に倒れ、近くのマセンゲじいさんのオンボロのピックアップで、町の公立病院へ運ばれた。その日の夕方、ママは死んだ。病院の霊安室に横たわったままの上着には牛のフンがついていた。ぼくはそれを落とそうとして指が汚れてしまった。ママの頬はぬれて冷たかった。
ママが亡くなったのは雨期が始まったばかりの十月で、マンゴの樹には実がつきはじめていた。これからマンゴが熟しても、樹の枝のブランコに乗ってママといっしょにもいだ実をかじることは、もうなくなってしまった。

出版社より 対象年齢 小学5・6年生から

小学校高学年~おすすめの本。ナイロビのスラム街が舞台。ごみ拾いをしながら力強く生きる子どもたちの姿が哀れで胸を打たれます。

息子(当時中2)が先に読んで、私も読み、娘(当時小6)も読みました。国際理解に役立つ本だと思います。
テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
空へのぼる
空へのぼる空へのぼる
(2012/07/10)
八束 澄子
講談社
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【最初のページ】
1 乙葉 木登り戦士登場!

骨折した肩を金具で固定する手術を受けた。いよいよ筋金入りの女になったと、乙葉は喜んだ。サイボーグみたいでかっこいい。整形外科の医者の話だと、飛行機に乗るときのボディチェックではモニター画面に金具がくっきり映るし、ピーッという警戒音まで鳴るんだそうだ。いいじゃん、いいじゃん、国際指名手配の女スパイみたいで、クール。
「ばか!乙葉はほんとにばかで困る。大けがして喜んでんの、あんたくらいだよ」
姉ちゃんの桐子は、手にしていたあせくさいタオルでパシッと乙葉の頭をはたいた。
「いてっ。けが人をたたくかね、フツー」
「フツーでないけが人の場合はええの!」
ともう一回はたかれた。
フツーでないかどうかは知らないけれど、乙葉は空を飛んだ。気持ちよかった。一瞬だったけど、風に乗った、と感じた。

出版社より 対象年齢 小学上級以上

当時小6の娘が読みました。親にすてられた姉妹の物語。暗い過去だけに独特の二人でしたが、何とも生命力あふれ力強く生きる姿に感動をおぼえました。ぜひ続きが読みたいです。
テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
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