生後2週間から白黒絵本で読み聞かせを始め、何千冊と読み聞かせしてきました。絵本の読み聞かせは、選書が命です。優れた絵本との出合いは、美意識を育て、本物を見分ける力を養います。将来の骨太な読書力につながる良い絵本を集めました。ゆっくりお楽しみくださいね♪
ギンジとユキの1340日
ギンジとユキの1340日ギンジとユキの1340日
(2014/03)
渡辺 有一
文研出版
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【最初のページ】
ある 春の 日、 わたしたち サケの 子どもは、
こぶしの 森の こぶし川を くだりはじめました。
12日目に こぶし川の かこうに つきました。
海の 大きさにも、 よせては かえす なみにも、
しょっぱい 水にも おどろきました。

出版社より 対象年齢 幼児から小学校低学年向き

サケの一生を描いた感動作。多くの天敵や困難が待ち受ける壮絶な一生に心を動かされました。最後は不覚にも泣いてしまいました...

後書きを読んで東日本大震災のことも描かれていることを知りました。そういえば、川の中の様子が変わっていること、ガレキに埋もれた河口、ページをめくり返すと鉄筋の骨組みだけを残した建物の様子も描かれていました。

子どもにもわかりやすい語り口と内容だと思いました。ページ当たりの文章は長くはありませんが、48ページとページ数が多いです。
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ぼくは海になった
ぼくは海になった―東日本大震災で消えた小さな命の物語ぼくは海になった
―東日本大震災で消えた小さな命の物語

(2014/03)
うさ
くもん出版
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【最初のページ】
気がつくと、ぼくは海の上にいた。
お母さんは、まだ、ねむっている。
空を見あげると、見たことのないほどたくさんの星が、かがやいていた。

東日本大震災で母親と飼い犬を失った実話に基づいた絵本です。チョビの目線で描かれているので、幼い子どもにも伝わりやすいと思います。涙なくしては読めませんでした...
テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
ハナミズキのみち
ハナミズキのみちハナミズキのみち
(2013/05/31)
淺沼 ミキ子、黒井 健
金の星社
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【最初のページ】
大すきな町。
大すきなけしき。
山の上から
町を見おろすと、
松原のむこうに
海がきらきら
ひかっていた。

出版社より 対象年齢 幼児

各種メディアで大きく紹介されました。東日本大震災で息子さんを亡くした著者が後世に語り継いでいこうと書かれた絵本です。

後書きとプロフィールを先に読んだため、号泣してしまい声になりませんでした。娘(当時小6)に読み聞かせしてもらいました!(そして涙...)

亡くなった息子さんの言葉で語られています。とてもおだやかで優しくて、お母様の「祈り」がそこにあると思うと、涙があふれてとまりません。黒井健さんの絵はそこはかとなく美しく、心にしみました。

震災後に出版された絵本はたくさん読んできましたが、これが一番よかったです。
テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌