![]() | うさぎのユック (2005/01) 絵門 ゆう子、山中 翔之郎 金の星社 商品詳細を見る ⇒楽天ブックスで検索 |
【最初のぺージ】
ふんわりと柔らかく、ぽかぽかと暖かく、ゆらゆら優しく揺れる
ベッドの中に、ユックたち五匹のうさぎの兄弟たちは
身を寄せ合って眠っていました。目をあけてみても、
まわりは真っ暗。ユックたちの背中には天使の羽がついていて、
体はしっとりと濡れています。
ここは、お母さんうさぎのおなかの中。ユックたちが、
誕生への準備をする大切なお部屋です。この中で栄養をもらったり、
外のいろいろな音を聞いたり、兄弟同士おしゃべりをしながら、
誕生の日をめざして、どんどん大きくなっていくのです。
乳がんと闘った故・絵門ゆう子さん(元NHKアナウンサー池田裕子さん)の初の絵本。自らの闘病体験から得た「命の尊さ」「生きることの喜び」がひしひしと伝わる感動作。まるで上質の映画を一本見終えたような満足感でいっぱいになりました。
たいてい絵本を読んで泣く時は、最後のクライマックスです。唯一この絵本だけです。最初のシーンからウルウル。涙があふれてとまりませんでした。
本当に素晴らしい絵本。ただ...文章が非常に長い!!長すぎる。それははんぱな長さじゃありません。ゆったり読み聞かせると30分はかかります。だから毎回読み聞かせるのにすご〜い覚悟がいりました。眠くてしかたがない日は、娘が『うさぎのユック』はまた今度にして。」と懇願するほどでした。
こんなに長い文章が本当に必要なの?いや、やはり必要なんでしょう。素晴らしい文章に表現力。一字一句に作者の魂が込められているのを感じます。さすが元アナウンサー。言葉のプロの作品だと思いました。
絵もそれは美しい。非の打ちどころがありません。絵をながめるだけでうっとりします。うさぎたちのかわいらしいこと。生き生きして今にも動き出しそうです。
生きる勇気と感動をもらえる素晴らしい絵本でした。
検索キーワード: 命の絵本 勇気を与える絵本 うさぎ ウサギ
![]() | きみがしらないひみつの三人 (2004/03/19) ヘルメ・ハイネ 徳間書店 商品詳細を見る ⇒楽天ブックスで検索 |
【最初のぺージ】
きみが うまれた日、三人のともだちは やってきた。
生きること、死ぬことをユーモアたっぷりに描く、感動的な作品。読み終わって思わず私が「この絵本、おもしろいねー!気に入ったわ。」と言うと、横で息子(当時小3)が口をポカ〜ンとあけています。「意味がわからない...」って言うんです。
そうか、息子よ。まだ青いなあ。この絵本を味わうには、きっと豊かな人生経験がいるのだよ。楽しいこと、うれしいこと、悲しいこと、辛いことを味わってきた大人にこそ、深く感銘できる絵本なのかもしれません。
子どもが「意味がわからない」と言ったときの対処方法は、毎日続けて何度も読んであげること。子どもにとって、無理に解説を聞くよりは、くり返し読んでもらううちに、何となく意味がわかってくるものです。読み手にしても、本当に気に入った絵本は、くり返し読むのも苦痛ではありません。
絵もかわいらしくて愉快。すみずみまで楽しめました。
追伸 根気よく続けて読むうちに、息子は意味がわかったようでした!
検索キーワード: 命 死 大人も楽しめる絵本
![]() | いのちのまつり つながってる! (2007/03) 草場 一壽、平安座 資尚 サンマーク出版 商品詳細を見る ⇒楽天ブックスで検索 |
【最初のぺージ】
「生まれたー!?」
玄関のドアを勢いよく開け、ミズちゃんは大きな声で叫びました。
前作「いのちのまつり―「ヌチヌグスージ」」より子どもにわかりやすくて伝わりやすい良い絵本だと思いました。最初にかわいらしい子犬が生まれるシーンから始まるので、「赤ちゃん」「命」「出産」のイメージをしやすいんだと思います。
主人公のミズちゃんは、犬の出産を通して【へその緒】のことを知ります。命はお母さんからつながっていて、そのまたお母さんから、そのお母さんから...命のつながりに気づきます。あっと驚くびっくり仕掛けがあります。大きく見開く超特大ページです。「うわぁ〜!!すごーい!!」子どもたちも感嘆していました。
たくさんの赤ちゃんに子どもたちは「どの赤ちゃんがかわいい?」ともっぱらさがしっこ。細かいところまで実によく見ます。「茶色いのはイヤ」「へんな顔」とワイワイ。子どもの視点っておもしろいですね!
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検索キーワード: 命 いのち へその緒 赤ちゃん
![]() | ぼくだけのこと 森 絵都、スギヤマ カナヨ (2003/06) 理論社 この商品の詳細を見る ⇒楽天ブックスで検索 |
【最初のぺージ】
ぼくには きょうだいが ふたりいる。
おちいちゃんが ひとりに、いもうとが、ひとり。
さんにんきょうだいの なかで、
ぼくだけ、みぎの ほっぺに えくぼがある。
これは、ちょっとうれしい ぼくだけのこと。
あなたは世界でたった一人の、とても大事な存在なんだよ。わざわざ親がそう「解説」しなくても、絵本から子どもにしっかりメッセージが伝わったようでした。家族のなかで自分だけ5ヶ所も7ヶ所も蚊にさされたり、自分だけ犬にほえられなかったり。なんでもない日常の「自分だけ」が何とも身近で、わかりやすかったのかもしれません。
小2(当時)の息子が特に気に入ったようでした。主人公のようた君が小学生の設定で、学校のシーンも出てきましたので、より身近に感じたのでしょう。
スギヤマカナヨさんの絵もかわいらしいです。「せかいでは にんげんが たくさん」のページを見て息子たちは「どんだけー!」と叫んでいました(笑)。これ、ぜんぶ手描きですよね。スゴイなあ。まるでウォーリーをさがせの世界で、さがしっこが楽しかったと言っていました。
さて、息子に「ぼくだけのこと」は?と聞くと、「家族で一番ハムスターをかわいがっている。」と言いました。娘に「わたしだけのこと」は?と聞くと、「家族で一番ハムスターをかわいがっている。」と言いました。他にないのかい(笑)。
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検索キーワード: 自己発見 命 ようた君
![]() | おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん 長谷川 義史 (2000/07) BL出版 この商品の詳細を見る ⇒楽天ブックスで検索 |
【最初のぺージ】
これが ぼく。
5さい。
ようちえん。
たんぽぽぐみ。
最高におもしろい絵本!!!ひいひいひいひいひいひいひい...のくり返しに大爆笑でした。最後のどんでん返し?ぼくは、だれのおじいちゃんになるのかなあ...ひとひねりのコメントに脱帽!!
いまだに娘(当時年中)はこの絵本のことをよく覚えていて、「おもしろかった!!」と言います。
検索キーワード: 命 おじいちゃん ユーモア絵本
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