生後2週間から白黒絵本で読み聞かせを始め、何千冊と読み聞かせしてきました。絵本の読み聞かせは、選書が命です。優れた絵本との出合いは、美意識を育て、本物を見分ける力を養います。将来の骨太な読書力につながる良い絵本を集めました。ゆっくりお楽しみくださいね♪
おじいちゃんとのやくそく
おじいちゃんとのやくそくおじいちゃんとのやくそく
(2014/03)
石津 ちひろ、松成 真理子
光村教育図書
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【最初のページ】
のぞみは ちいさなころから、
おじいちゃんと だいのなかよし。
いつも ふたりで さんぽに でかけては、
ひろい そらを ながめていました。
「ねえ、おじいちゃん。ほら みて!」
きょうの くも、もこもこしてる」
「ああ、あれは ひつじぐもと いうんじゃ」

出版社より 対象年齢 幼児から

おじいちゃんの死後立ち直っていく少女とともに、自分の心も癒されていく感覚がありました。納得の作品です。

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でも、わすれないよベンジャミン
でも、わすれないよ ベンジャミンでも、わすれないよベンジャミン
(2012/04/27)
エルフィ・ネイセン
エリーネ.ファン・リンデンハウゼン
講談社
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【最初のページ】
ロビンは げんきは おとこの こです。
パパは ちからもちで、
いろんな あそびを おしえて くれます。
サッカー、じてんしゃのりに、ひこうきごっこ

出版社より 対象年齢 4歳から

生まれたばかりの弟を亡くしたベンジャミンと家族の再生の物語。登場人物の心情がとても丁寧に描いてあり共感しました。最後のページは涙目になり、のどがつまりそうに...。小さな子どもを亡くすという著者の実際の体験を絵本にしたそうです。
テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
テスの木
テスの木テスの木
(2010/03/25)
ジェス・ブロウヤー
ピーター・H・レイノルズ
主婦の友社
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【最初のぺージ】
このこが テスです。

人や動物、ペットの死を扱う絵本はありますが、植物の死を扱った絵本は初めてです。大切にしていた木を失った女の子の悲しみがよく伝わってきました。周りの大人たちのあたたかなまなざしに心打たれます。絵も文章もとてもシンプルで、良い絵本だと思いました。
黒グルミのからのなかに
黒グルミのからのなかに黒グルミのからのなかに
(2007/08)
ミュリエル・マンゴー
西村書店
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【最初のぺージ】
ずいぶん昔になりますが、ポールという男の子が、
漁師村のちかくのちいさな家に、かあさんとふたりでくらしていました。
ある朝、ポールは、おきがけに胸さわぎをおぼえました。
いつもなら、とっくに台所にたっているかあさんが、
みえなかったからです。
ポールは外にでて、あちこちさがしましたが、庭の畑にも、
ニワトリ小屋にもみあたりません。そこで、あっと気づいて、
かあさんの部屋をみにいきました。
すると、かあさんがベッドによこたわって、目をとじていました。
「どうかしたの、かあさん?」ポールが、たずねました。
「わたしは、もうすぐ死ぬわ」かあさんが目をあけて、
しずかにこたえました。
「なんだって!」ポールは、声をあげました。
「あの人が、じきにやってくるのよ」
「・・・・・・あの人って?」
「死神よ。あの人の王国に、わたしをつれにくるの」
「かあさんたら、なにいってるのさ」ポールはそういって、
ベッドのへりにこしかけました。
「そこには、すわらないの。いいこと?
あなたはわたしなしでも、もうちゃんとやっていけるわ。」
「だめだよ、かあさん!かあさんがいなくちゃ、生きていけないよ!
ためていたお金があるでしょ。それで、くすりを買ってくるよ。
そしたら、すぐによくなるから!」
ポールはそういうなり、漁師村へとかけだしました。

この絵本が好き! 2008年版

この絵本が好き! 2008年版」に2007年刊行の海外翻訳絵本部門で第5位に選ばれていました。フランスの絵本です。

息子(当時小3)は「暗い絵本はキライ」と言って反発、そのたびに娘(当時小1)は「絵がきれいなのに」と言っていたのを覚えています。読む回数は少なかったのですが、ものすごく心に残る不思議な雰囲気の絵本でした。

「死」があるからこそ「生」がある。少年の葛藤を通してメッセージが伝わってきます。次はどうなるんだろう?展開に息をのみました。「命」って何?多くを語らなくてもこの絵本が教えてくれました。

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ウェン王子とトラ

この絵本が好き! 2008年版」の海外翻訳絵本部門で第3位。最高に良かった絵本です!


検索キーワード: 死について 命 死神
テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
いつでも会える
いつでも会えるいつでも会える
(2007/02)
菊田 まりこ
学習研究社
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【最初のぺージ】
ぼくは、シロ。

1999年度ボローニャ児童賞・特別賞

ミリオンセラーとなった『いつでも会える』は、1999年に「ボローニャ児童賞・特別賞」を受賞。各種マスコミや松嶋菜々子さん出演のCMにも登場し、泣ける絵本として話題になった同作品が大判(29X22cm)になりました。今までは小さなサイズでしたが、大判になって、より子どもへの読み聞かせにピッタリな印象です。

てっきり表紙の犬が死んでしまうお話かと思っていました!飼い主の女の子みきちゃんが亡くなるお話なんですね。シロが悲しみを乗り越えていく姿に心を打たれました。やはり、涙で声がつまってしまいます。「いつでも会える」という意味と言葉は、肉親やお友達を亡くされた方の大きな味方になるでしょう。

麻布学園・国語科教諭の中島克治氏の著書「中学生のための読解力を伸ばす魔法の本棚」のなかで、「中学生のうち+にぜひ読んでおきたい205冊」の一冊として推薦されています。

中学生のための読解力を伸ばす魔法の本棚
テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
ぼんさいじいさま
ぼんさいじいさま ぼんさいじいさま
木葉井 悦子 (2004/05)
ビリケン出版
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【最初のぺージ】
春の空が
青く晴れわたった ある朝、
ぼんさいじいさまの庭では......。

おだやかな、おだやかな絵本です。パステル調の繊細な絵、言葉の一つ一つが心にジワジワ染み入ります。

おじいさんの死についてのお話。「じいさま、きょうのことは、ずーっと前からきまっていました」「おお、そうだったのかい」「じゃ、でかけようか」。静かな旅立ちです。

かわいがっていた山バト、ネコ、うまたちが「さよなら。」と言いにやってきます。庭のでんでん虫も、みみずも、てんとう虫も、からすも、かえるも、みんな集まってきて「さよなら。」と言います。

なんて優しく美しい絵本なのでしょう。読めば読むほど味わいが深まります。

子どもたちは、「おじいさん、死んじゃったの?」「残った動物たちはどうなるの?」と心配していました。どうせなら裏表紙におじいさんの死体でも描いてくれれば、子どもたちにわかりやすかったかもしれませんね(下品ですみません...笑)。

検索キーワード: 死 おじいさん おじいちゃん 命
テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
おじいちゃんがおばけになったわけ
おじいちゃんがおばけになったわけ おじいちゃんがおばけになったわけ
キム・フォップス オーカソン、
エヴァ エリクソン (2005/06)
あすなろ書房
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【最初のぺージ】
あるところに、エリックというおとこの子がいました。
エリックは、おじいちゃんがだいすきでした。
じいじと、よんでいました。
でも、じいじは、もういません。
道でたおれて、しんでしまったのです。しんぞうほっさでした。
エリックはかなしくて、いっぱいいっぱい、なきました。

おじいちゃんの死にまつわる、とっても長~いお話です(フゥ~)。案の定、息子(当時小2)が気に入ったこと!「お話がおもしろい」と言いました。うん、確かにホロッとくる、いいお話でした。それになんだか妙に現実味がある(笑)。でも、長いんだよぉ~!(ひつこい)。

なお、麻布学園・国語科教諭の中島克治氏の著書「小学生のための読解力をつける魔法の本棚」のなかで、「小学生のうちにぜひ読んでおきたい170冊」の一冊(低・中学年向け)として推薦されています。「亡くなったおじいちゃんがおばけとして現れ、孫と二人、思い出を語り合います。亡くなった人を思い出すことの大切さを感じてもらえる物語。」

小学生のための読解力をつける魔法の本棚
テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
おじいちゃんのごくらくごくらく
おじいちゃんのごくらくごくらく おじいちゃんのごくらくごくらく
西本 鶏介、長谷川 義史 (2006/02)
鈴木出版
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【最初のぺージ】
ぼくの いえは おとうさんと おかあさんと
おじいちゃんの よにんかぞくです。
おばあちゃんは ぼくが うまれる ずっと まえに
なくなりました。

2007年課題図書(小学低学年の部)

大好きなおじいちゃんの死に触れるお話。おじいちゃんと男の子のあいだの心の絆が丁寧に描き込まれていて、読む側にも家族の愛情が伝わる良い作品だと思いました。最後の余韻はなんともいえません。絵もとてもあたたかくて素敵です。

検索キーワード: 死 おじいちゃん 課題図書
テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
おばあちゃんがいるといいのにな
おばあちゃんがいるといいのにな おばあちゃんがいるといいのにな
松田 素子、石倉 欣二 (1994/11)
ポプラ社
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【最初のぺージ】
いえのなかに でーんとひとり
おばあちゃんが いるといい

1995年 第1回 日本絵本賞 日本絵本賞受賞
1995年 第5回 けんぶち絵本の里大賞受賞
1995年 課題図書(小学校低学年の部)
全国学校図書館協議会選定「よい絵本」

おばあちゃんが大好きな男の子。陽だまりのようにあたたかで、優しいおばあちゃん。でも、乳がん?で入院したまま、帰らぬ人に。最後のぺージが清らかで美しい。死に触れるいい絵本です。

検索キーワード: 死 おばあちゃん
テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌