生後2週間から白黒絵本で読み聞かせを始め、何千冊と読み聞かせしてきました。絵本の読み聞かせは、選書が命です。優れた絵本との出合いは、美意識を育て、本物を見分ける力を養います。将来の骨太な読書力につながる良い絵本を集めました。ゆっくりお楽しみくださいね♪
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ハンカチの上の花畑
ハンカチの上の花畑ハンカチの上の花畑
(1973/01)
安房 直子
あかね書房
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【最初のぺージ】
1 つぼの中の小人たち

ある寒い十一月の日ぐれ。
郵便配達が、通りに面した大きな建物のとびらを、
力いっぱいたたいていました。
「ゆうびーん、ゆうびーん。」
その家には、郵便受けもなかったのです。
表札もなければ、窓もほとんどなく、
重い鉄のとびらは、さびついていました。
白いかべはすすけて、家の中からは、
もの音ひとつ聞こえません。
(こんなところに、人がいるんだろうか。)
そう思いながらも、郵便屋は、とびらを、
たたきつづけていました。なぜなら、その手紙には、
東通り三―三―十一
きく屋酒店様
と、書いてあるのでしたから。

出版社より 対象年齢 小学校中学年以上

小学3~4年生におすすめの童話です。メルヘンハウスの配本では、5年生のリストに入っていましたが、当時小2の娘は一気に完読。お話がすごくおもしろくて、ページをめくる手が止まらなかったと言っていました。私が読んだ童話の中でも間違いなくベスト作品として心に残るでしょう。

ちょっと怖いけれどワクワクドキドキするファンタジーストーリー。エスカレートする人間の欲望が、なぞの結末へとつながっていきます。何度も読みたくなり、何度読んでも不思議な気持ちになるお話でした。おすすめです!!

なお、『一生、読書好きになる本の選び方』で、国語専科教室の工藤順一氏が、この本を推薦されていました。ファンタジー作品の、現実とはかけ離れた創作の世界を頭の中で作る作業は、抽象的な概念の理解や思考力を育てる上でとても有効です。この本については、「作者の安房直子さんは、素朴で美しく不思議な昔話のような語り口の童話を数多く書いています。読み書きの基礎を作る段階でぜひ読ませたい」と書かれていました。

最新版・一生、読書好きになる本の選び方 (学研ムック)
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テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
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