生後2週間から白黒絵本で読み聞かせを始め、何千冊と読み聞かせしてきました。絵本の読み聞かせは、選書が命です。優れた絵本との出合いは、美意識を育て、本物を見分ける力を養います。将来の骨太な読書力につながる良い絵本を集めました。ゆっくりお楽しみくださいね♪
ぼくらの七日間戦争
ぼくらの七日間戦争 (「ぼくら」シリーズ)ぼくらの七日間戦争
(2007/01)
宗田 理
ポプラ社
商品詳細を見る

楽天ブックスで検索

【最初のぺージ】
掛時計の長針と短針が重なった。
正午。
さっきからそれを見つめていた菊地詩乃は、あらためて大きな溜息を
ついた。予定の帰宅時間から一時間もおくれている。最初の苛立ちが、
いつの間にか不安すり変わっていた。何かあったのだろうか?
―交通事故?
まさか。学校の帰り道に交通事故なんて、起きると考える方が
どうかしている。成績がわるくて、学校に残されたのだろうか?
一人息子の英治は中学一年。きょうは一学期の終業式である。
いくらおそくても、十一時には帰れるはずだ。
そうしたら、十一時半に英治をアウディー80に乗せて家を出発。
十二時十分に、池袋のサンシャインビルの前で夫の英介を拾う。
英介の会社はサンシャインビルにあるのだが、きょうの午後から
休みをとり、日曜日までの三日間、軽井沢で親子三人テニスをやったり、
高原のドライブをしたりしようという計画である。
計画を立てたのは詩乃で五月のことである。夫の英介はさほど乗り気
ではなかったが、英治がすごく行きたがっているからと言って、
しかたなしに承知させたものである。
けさ英治が学校へ出かけるとき、詩乃は、道草をせず早く家に
帰ってくるよう、しつこいくらい言った。そんなことを言わなくても、
英治は聞き分けのいい子なのだが、なんとなく虫が知らせた
のかもしれない。

出版社より 対象年齢 小学校高学年より

小学校高学年以上におすすめの本。「ぼくらの七日間戦争」に続き、「ぼくらの天使ゲーム」「ぼくらの大冒険」をはじめとする「ぼくら」シリーズ全11巻。中高生たちの熱い支持を受け続ける大ベストセラーです。映画化もされました。

文字も小さくぶ厚い本ですが、子どもたちの生き生きとした歯切れのいい会話と心理描写が巧みで、途中からやめられなくなります。当時小4の息子も「おもしろい!」と言って一気に読みました。

子どもたち(中1)が大人に対して反乱を起こすお話なのですが、大人になってしまった私は何とも複雑な心境で読みました。終わり方はさわやかで、余韻が楽しめました。いや、この先が知りたいような知りたくないような、まだ夢の中で遊んでいたいような心境でした。

息子は、シリーズを全部読みたいらしいのですが、性的な表現が2、3あり、小4には少し早いかなと思いました。小6か中1になって読んでも遅くないと思いました。

検索キーワード: 童話
スポンサーサイト
テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌