ダリウスが飛んだ! (2009/09/12) ビル・ハーレイ PHP研究所 商品詳細を見る ⇒楽天ブックスで検索 |
【最初のぺージ】
1 ダリウスを紹介しよう
物語には始まりの場面があるが、この物語は、家の前の道に入ってきた黒い車に向って、大きな赤い水風船が飛んだところから始まる。
「あーあ」
ダリウスはいった。
「あらまあ!車が入ってくるのに気がつかなかったわ」
ミス・ヘイスティングスが叫んだ。
「ぼくも気づかなかった」
ダリウスがこういったとき、水風船は車のフロントガラスにぶつかって破裂した。キーッ!車は車体をゆらして止まった。屋根の上から心配そうに見下ろす、ダリウスとミス・ヘイスティングス。ふたりはゴムチューブを使って、水風船をパチンコのように通りに向って飛ばしていたのだ。ミス・ヘイスティングスの考えだ。
小学校高学年におすすめの本。2010年度静岡県夏休み読書感想画コンクール指定図書(小学校高学年向け)にも指定されています。
息子(当時小5)が「おもしろい!」を連呼して読んだので、私も読みました。ハラハラドキドキしました。おもしろかったです!あとがきにも書かれているように、登場人物がとても素敵です。みな超個性的で、それぞれの顔がありありと思い浮かんできます。特に、インガおばさんの毒々しいセリフには苦笑しました。
両親を失くした主人公の男の子(11歳)。あらゆる逆境に耐えながらも、まっすぐな志しで苦難を乗り越えていきます。こんなに優しい子に育ったのは、本当に心から自分を愛してくれる人がいるから。血がつながっていなくても、真の愛をもって育てれば、良い子に育つのだと思い知らされました。
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