生後2週間から白黒絵本で読み聞かせを始め、何千冊と読み聞かせしてきました。絵本の読み聞かせは、選書が命です。優れた絵本との出合いは、美意識を育て、本物を見分ける力を養います。将来の骨太な読書力につながる良い絵本を集めました。ゆっくりお楽しみくださいね♪
チャンプ
チャンプ風になって走れ!チャンプ
(2008/05)
マーシャ・ソーントン・ジョーンズ
あかね書房
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【最初のぺージ】
1 打ちそこない

「ライリー、ボールをよく見て!」
ケイトが、何度目かにいった。帽子を深くかぶって、風船ガムをクチャクチャやっているところは、まるで大リーグのピッチャーだ。
こっちだって、ボールにジャストミートさせる気は満まん。ぼくたちの住んでいるアイオワ州ダベンポートの夏のリーグ戦に出場するからには、もの笑いの種にならないと決めたんだ。それには、高速なみの速球にバットをあてなくちゃらない。だからケイトにバッティング練習につきあってもらった。ケイトは、女の子だけど、針の穴にボールを通せるほど、コントロールが正確なんだ。ボールを投げさせたら、ダベンポートの五年生のだれよりもうまい。それに、親友でもある。
気持ちのいい三月の土曜日だった。湿った土のにおいはするけれど、日差しは暖かい。外に出るのにもってこいの日だ。手にしたバットは重くて、スウィングすると、肩をもっていかれそうになる。

出版社より 対象年齢 小学校高学年以上

高学年におすすめの本。息子(当時小5)が「おもしろい!」と言って一気に読んだ気持ちがわかります。娘も当時小4で読みました。主人公の心理描写が繊細で巧み。比ゆ表現が豊かな文章はおもしろくて読みやすく、途中で本を置くのをためらうくらい、夢中にさせてくれる感動ストーリーでした。

息子に過度の期待をかける父親。親や友人から「負け犬」のレッテルをはられっぱなしのの主人公(小学5年生)。やがて、事故で片脚を失った犬を引き取ります。困難や壁にぶち当たりながらも、犬の世話や犬の競技大会を通して大きく成長します。同じ年頃の少年少女なら、おおいに自己投影し、共感できる良書だと思いました。

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