生後2週間から白黒絵本で読み聞かせを始め、何千冊と読み聞かせしてきました。絵本の読み聞かせは、選書が命です。優れた絵本との出合いは、美意識を育て、本物を見分ける力を養います。将来の骨太な読書力につながる良い絵本を集めました。ゆっくりお楽しみくださいね♪
グリーン・レクイエム
グリーン・レクイエムグリーン・レクイエム
(2007/05)
新井 素子
日本標準
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【最初のぺージ】
早春。陽は暖かかった。陽なたぼっこには、絶好の日だった。信彦―嶋村信彦は、ゆっくりと公園の中の道を歩き、いつものベンチに腰をおろした。彼の指定席。脇にこんもりとしたしげみがあり、左隣のベンチから彼の方への視界のさまたげになっている。それから煙草をとりだし、時計を眺める。もう少しだ。今、十二時少しすぎ。
紫煙がゆっくりとのぼってゆくのを目でおう。実際、信じがたいことだ。この僕が、毎日、街中のこんな公園に、一人の女性の姿を見る為だけにやってくるだなんて。
こんな公園―実際、ここは、公園と呼ぶのに抵抗を感じる程、ひどい場所だった。えらく細長い公園で、砂利道が一本、まん中をつっきっている。道の脇の処々に、ベンチや満点星躑躅のしげみがあるから、かろうじて公園と言える程度で、それがなかったら、他の歩道と区別がつかないだろう。

星雲賞受賞作品
出版社より 対象年齢 高学年向き

小学校高学年におすすめのSF小説。大人っぽい作品だと思ったら、もとは大人向けの小説だったものを、児童書形式に直されて刊行されたものだそうです。

純愛ラブストーリーは息子(当時小5)も気に入るだろうと思って借りてきました。案の定、サクサクとあっという間に読みました。

「おもしろかった!」と言うので、私も読みました。とてもよかったです!!ミステリアスな内容で、謎が明かされた時は胸がスッとしました。決定的な場面や結末は物足りなさを感じましたが、子ども向けなので、仕方がないのかもしれません。

この当時の作家・新井 素子氏は、大学生(21歳)だったと聞いて驚きました。ところどころ独特の少女マンガのような文体にもうなずけました。

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