生後2週間から白黒絵本で読み聞かせを始め、何千冊と読み聞かせしてきました。絵本の読み聞かせは、選書が命です。優れた絵本との出合いは、美意識を育て、本物を見分ける力を養います。将来の骨太な読書力につながる良い絵本を集めました。ゆっくりお楽しみくださいね♪
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(1996/12)
あさの あつこ
教育画劇
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【最初のぺージ】
1 おろち峠を越えて

おろち峠を越えると、山の斜面には、まだ雪が残っていた。右側に雪の山。左側は、谷。
「三月も終わりなのに、雪か」
巧は、助手席から、窓の外に目をやった。雪の白さが、まぶしかった。
「えっ、雪、どこに?」
後ろのシートで、青波がぼやけた声を出す。今まで、母のひざをまくらにねむっていたのだ。
「わぁ、ほんまじゃ。パパ、とめてや。車、とめて」
父と母と巧と青波。四人ののった自家用車が、道の左、白いガードレールのそばにとまる。
巧は、口の中で、小さく舌うちした。雪のことなんか、言わなきゃよかったと思った。
一時間ほど前、青波は、車に酔ったと言った。すぐく気持ち悪い、はきそう。そう言って目をとじて、、つばを何度も飲みこんだ。青波の気分がなおるまで、小さなドライブインで、三十分近く時間をつぶしたのだ。そのとき飲んだ、オレンジジュースのべっとりとした甘さが、まだ、舌の奥に残っている。

第35回野間児童文芸賞受賞
厚生省中央児童福祉審議会推薦
日本図書館協会選定
クレヨンハウス配本 小学6年生コース

小学校高学年向きの本。シリーズ全6巻。野球に興味がある男の子はきっと夢中で読むでしょう。

中学受験の入試問題に出題された本ということで話題になりました。息子(当時小5)は1冊で完結する本よりも、シリーズ長編ものを好みますので、まさにぴったりの本であったことは確かでしょう。

私も第1巻のみ読みましたが、そんなに話題になるほどの「おもしろさ」は正直感じませんでした。主人公の男の子は、まるで大人びていて素直さがありません。また、すごい才能のピッチャーであることが文章から伝わってきませんでした。野球のことは知らない著者が書いたと聞いて納得しました。
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