生後2週間から白黒絵本で読み聞かせを始め、何千冊と読み聞かせしてきました。絵本の読み聞かせは、選書が命です。優れた絵本との出合いは、美意識を育て、本物を見分ける力を養います。将来の骨太な読書力につながる良い絵本を集めました。ゆっくりお楽しみくださいね♪
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雨ふり花さいた
雨ふり花さいた雨ふり花さいた
(1998/04)
末吉 暁子、こみね ゆら
偕成社
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【最初のぺージ】
1 屋根の上の茶茶丸

茶茶丸は、大の字に寝ころんで、おてんとさまの光をあびていた。窓風荘という古い旅館の離れの屋根の上である。
少しでもよけ日の光をとりこもうと、ちっぽけな手足をせいいっぱいのばして、あおむけになっている。一張羅の赤い着物はぬいで、これも大の字のかっこうに広げて脇に干してある。
この夏は、雨にたたられどおしだった。ようやく昨日あたりから青空が広がり、夏らしい強烈な日ざしがふりそそぎはじめたのだ。
すでに裏庭には、赤とんぼが舞っていた。
いつもだったら、そのむこうには、収穫を待つばかりの稲穂が黄金色の光をまきちらしながら、はるばると広がっているはずなのに、いまひとつ輝きに欠けるのは、やっぱり長雨のせいだろう。

小学館児童出版文化賞受賞作品
出版社より 対象年齢 小学上級から

小学校高学年におすすめの本。ざしきわらしが引き起こす不思議で哀しい物語。全てが一本の糸でつながった時、大変な感動を覚えます。主人公の女の子ユカが抱えている問題をもう少し掘り下げてくださっていたら、もっと深みが出たかもしれません。息子(当時小5)同様、私のページをめくる手も止まりませんでした。大人の鑑賞にも耐えうる上質の物語でした。
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