生後2週間から白黒絵本で読み聞かせを始め、何千冊と読み聞かせしてきました。絵本の読み聞かせは、選書が命です。優れた絵本との出合いは、美意識を育て、本物を見分ける力を養います。将来の骨太な読書力につながる良い絵本を集めました。ゆっくりお楽しみくださいね♪
盗まれたあした
盗まれたあした盗まれたあした
(2002/06)
たから しげる、東 逸子
小峰書店
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【最初のぺージ】
プロローグ

あれはほんとうに、ただの夢にすぎなかったのだろうか。それにしても、きみの悪い夢だった。ぞっとする夢だった……。
大神山市立坂下小学校六年一組の金子裕太は、まだぬくもりののこる冬の日ざしを背中にあびながら、けさがたみた夢の記憶をよみがえらせた。
夢のなかでは、たくさんの少年たちが走っていた。はじめのうち、走っている少年たちの顔と名前が、裕太にはわかった。幼なじみで、六年一組のクラスメートの野村啓輔がいた。中村英一がいた。二組の伊達正吉や松谷光治がいた。三組の松浦新太郎もいた。
少年たちはいっせいに、同じ方向めざして走っていた。持久走でもしているのか。裕太は、となりを走っている啓輔の横顔をちらりとみた。啓輔は裕太の視線に気がつくと、うれしそうに「へへっ」と笑って手をふった。

全国学校図書館協議会選定
出版社より 対象年齢 小学校高学年から

小学校高学年におすすめのSFミステリー。何者かに自分の体を乗っ取られた少年たちのお話。臨場感あふれる展開で感情移入しやすく、さらりと読めます。「何者か」が最後まではっきりと明らかにならなかったことに不満は残りますが、おもしろく読めました。
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