生後2週間から白黒絵本で読み聞かせを始め、何千冊と読み聞かせしてきました。絵本の読み聞かせは、選書が命です。優れた絵本との出合いは、美意識を育て、本物を見分ける力を養います。将来の骨太な読書力につながる良い絵本を集めました。ゆっくりお楽しみくださいね♪
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精霊の守り人
精霊の守り人ー精霊の守り人
(1996/07/11)
上橋 菜穂子
偕成社
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【最初のぺージ】
バルサが鳥影橋をわたっていたとき、皇族の行列が、ちょうど一本上流の山影橋にさしかかっていたことが、バルサの運命をかえた。
鳥影橋は、平民用の、そまつなつり橋で、ところどころ板がくさりおちて、すきまから青弓川の流れがみえる。ふだんでもあまり気持ちのよい光景ではないが、きょうは、ここのところ秋の長雨がつづいたせいで川の水かさがふえ、茶色くにごった水が白くあわだちながら、さかまいて流れていて、とくにおそろしい光景だった。
すりきれた旅衣をまとい、ずだ袋をみじかめの手槍(短槍)にひっかけてかついだバルサは、しかし、眉ひとつうごかさずに、ゆらゆらゆれる鳥影橋をわたりはじめた。バルサは今年三十。さして大がらではないが、筋肉のひきしまった柔軟なからだつきをしている。長いあぶらっけのない黒髪をうなじまでたばね、化粧ひとつしていない顔は日にやけて、すでに小じわがみえる。
しかし、バルサを一目みた人は、まず、その目にひきつけられるだろう。その黒い瞳にはおどろくほど強い精気があった。がっしりとしたあごとその目をみれば、バルサがよういに手玉にはとれぬ女であることがわかるはずだ。―そして、武術の心得のある者がみれば、その手ごわさにも気づくだろう。

サンケイ児童出版文化賞・ニッポン放送賞
野間児童文芸賞・新人賞
路傍の石文学賞
中央児童福祉審議会特別推薦文化財
全国学校図書館協議会選定図書
日本図書館協会選定図書

小学校高学年におすすめの本。人の世界と精霊の世界が混在するハイファンタジー。『守り人シリーズ』の第1巻。

「おもしろい!!はまってしまった!!」と言う息子(当時小6)は、全巻読破。私も夢中で読みました。それぞれのキャラクターがとても魅力的。謎めいたストーリーにハラハラドキドキ。クライマックスにかけては、息をのんでページをめくりました。

一生、読書好きになる本の選び方』で、国語専科教室の工藤順一氏が、この本を推薦されていました。ファンタジーは、抽象的な概念の理解や思考力を育てる上でとても有効です。この本については、「舞台となる国によって文化や言葉を描き分けており、異文化理解という視点で考えることもできます。」と書かれていました。

最新版・一生、読書好きになる本の選び方 (学研ムック)

追記 娘は小5で読み始めましたが、第1巻をあと数ページで読み終わるというところで「これ以上読みたくない」と。「血みどろの闘いの場面はやっぱりこわいから」だそうです。面白いシリーズなのに、残念です。
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テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
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