生後2週間から白黒絵本で読み聞かせを始め、何千冊と読み聞かせしてきました。絵本の読み聞かせは、選書が命です。優れた絵本との出合いは、美意識を育て、本物を見分ける力を養います。将来の骨太な読書力につながる良い絵本を集めました。ゆっくりお楽しみくださいね♪
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赤い髪のミウ
赤い髪のミウ赤い髪のミウ
(2010/07/13)
末吉 暁子、平澤 朋子
講談社
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【最初のページ】
1 シャリンバイの島

「まあ!神高島は今、シャリンバイの花でいっぱいなんですって。きれいでしょうねえ。」
神高島に渡るフェリーの待合所で、パンフレットを見ていた母の昌子が声をあげた。
「シャリンバイ?」
聞いたことがない。
「そう。車の梅って書いて、シャリンバイ。まっ白で、島じゅう、花の香りに包まれるそうよ。いいときに来てよかったわね、航くん。」
「ふうん。」
航は、つまらなさそうに返事をした。正直いって、花なんかどうでもいいから……。

第58回産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞作品

小学校高学年におすすめの本。いじめが原因で不登校だった主人公の男の子。小学6年生の春から「神が宿る」という沖縄の離島にある施設で新たな生活を始めます。

息子(当時小6)が「おもしろかった!続きはないの?」と言いました。私も読みました。でも、特別おもしろいことはなかったなあ(ゴメンナサ~イ!)。

ただ、主人公の航のどこか冷めてひねくれた様子をはじめ、心に「闇」をかかえる子どもたちの心理描写は鋭いものでした。問題を起こし、途中で島を出て行ってしまう矢野という少年の「いくら、こんなところで立ち直っていい子になったって、社会に出れば、元の木阿弥ですよ。おれたちは、ばい菌だらけの世の中で生きていかなきゃならないんですから……。」という言葉は非常に現実的です。

ちょうど季節が夏で、この物語を読むと、自分があたかも主人公と同じ沖縄の島にいて、出来事が目の前で繰り広げられているような錯覚におちいりました。この島のモデルになっているのは、沖縄の久高島(くだかじま)だそうです。いつか訪れてみたいです~。
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テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
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