生後2週間から白黒絵本で読み聞かせを始め、何千冊と読み聞かせしてきました。絵本の読み聞かせは、選書が命です。優れた絵本との出合いは、美意識を育て、本物を見分ける力を養います。将来の骨太な読書力につながる良い絵本を集めました。ゆっくりお楽しみくださいね♪
リリース
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(2010/04/09)
草野 たき
ポプラ社
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【最初のページ】
「明良、成績表見せてみれ」
トロのにぎりをほおばっていると、例によって下北沢のおじさんが近づいてきた。すっかりよっぱらって、ろれつがまわらなくなっている。会うたびに、つきでたおなかはどんどん立派になるのに、頭はさびしくなるばかりだ。そして、いつものセリフを忘れない。おじさんは、赤ん坊のようにはいはいで明良のそばにくると、両手を「ちょうだい」という形にしてさしだした。眼鏡の奥のつぶらな瞳をとろんとさせて待っている。
覚悟も準備もしていた明良は、わざわざ持ってきた一学期の成績表をカバンからとりだした。
「どれどれ」
おじさんが、にやにやしながら成績表をめくる。老眼のせいで、成績表を持つ手を顔からうんとはなして見ている。

出版社より 対象年齢 中学生~

中学生におすすめの青春小説。麻布学園・国語科教諭の中島克治氏の著書「中学生のための読解力を伸ばす魔法の本棚」のなかで、「中学生のうちにぜひ読んでおきたい205冊」の一冊として推薦されていました。

中学生のための読解力を伸ばす魔法の本棚

主人公は、中学2年生男子。家族親戚のプレッシャー、部活での葛藤、兄の裏切り...それぞれの人物が本心と向き合った時、事態は思わぬ方向へころがり始めます。

息子(当時小6)から「すぐ読めておもしろいから、読んでみて」と薦められました。うん、これは確かに思春期の男の子にぴったりの作品。最後はページをめくる手が止まらず、涙が出るほど感動しました。おすすめです!
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テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌