生後2週間から白黒絵本で読み聞かせを始め、何千冊と読み聞かせしてきました。絵本の読み聞かせは、選書が命です。優れた絵本との出合いは、美意識を育て、本物を見分ける力を養います。将来の骨太な読書力につながる良い絵本を集めました。ゆっくりお楽しみくださいね♪
レネット―金色の林檎
レネット―金色の林檎レネット―金色の林檎
(2006/12)
名木田 恵子
金の星社
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【最初のページ】
1 空の上

飛行機が空を切り裂きながら、のぼりはじめる。
わたしは思わず目をきつく閉じた。
閉じたまぶたの暗闇で飛行機の爆音が火花になって炸裂する。すぐにわたしは目を開け、空の青さにつつまれていることにほっとする。
父は窓際の席を予約してくれていたのだ。
JAL1015便、羽田発AM10:35 札幌行―。

2007年度 課題図書(中学生の部)
出版社より 対象年齢 小学校高学年

小学校高学年以上におすすめの本。息子(当時小6)が「感動した」と言ったので、私も読みました。比較的薄い本なので、あっという間に読めました。娘の塾の待ち時間にカフェで読んだのですが、感動で涙がとまらず、翌日まで目が腫れたままでした!

兄の死をきっかけに壊れた家族。兄の存在を埋めようとチェルノブイリ原発被災者の少年の療養ホームステイを受け入れますが、その子との出会いと別れ。物語が非常にリアルで、胸をえぐられました。最後の海歌のセリョージャに対する「思い」は意外でしたが、それもありなのでしょう。

私はやはり、母親に自分を重ねて読んでしまいました。子どもを亡くした母親の気持ちが痛いほど伝わってきて切ないお話でした。
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テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌