生後2週間から白黒絵本で読み聞かせを始め、何千冊と読み聞かせしてきました。絵本の読み聞かせは、選書が命です。優れた絵本との出合いは、美意識を育て、本物を見分ける力を養います。将来の骨太な読書力につながる良い絵本を集めました。ゆっくりお楽しみくださいね♪
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ミカ!
ミカ!ミカ!
(1999/11)
伊藤 たかみ
理論社
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【最初のページ】
1 こんにちは、オトトイ

学校のみんなは、ミカのことをオトコオンナだって言う。
男みたいな女だということだから、もしそんなことを友だちにいわれたなら、怒ったっていいはずだ。それなのに、なぜかミカは怒らなかった。女扱いされると怒るくせに、オトコオンナだと怒らない。
ミカは、プロレスやK-1をテレビで観るのが好きだった。野球やサッカーは、観るのもやるのも好きで、たいていの男子よりはうまい。ぼくはどっちかっていうとスポーツは嫌いなほうで、家でゲームをしたりパソコンをいじったり、ときどき本を読んだりしてるほうが好きだ。双子なのに、どうしてこんなに性格がちがうんだろうって思うこともある。その日の放課後もミカはほっぺに大きなすり傷を作っていた。ぼくとちがって、ミカはしょっちゅうこうして傷をつくってくる。
いったいどうしたのと聞いてみたら、ほっぺたを指の先でつつきながら、
「学校でケンカしてん」と、ミカは簡単に答えた。
「男子に、ほうきで叩かれた」

第49回小学館児童出版文化賞受賞作
出版社より 対象年齢 小学校高学年~、中学生

思春期を迎える小学6年生の双子のミカとユウスケの小学校生活が生き生きと描かれています。親の別居と離婚、友だち関係、恋、そして、胸のふくらみに悩む主人公のミカ。会話文が多くサクサクと読めます。

息子も娘も当時小5で読みました。息子の反応は「ふつう」ということで、あまりよくなかったことを覚えています。

ただ、麻布学園・国語科教諭の中島克治氏の著書「中学生のための読解力を伸ばす魔法の本棚」のなかで、「中学生のうち+にぜひ読んでおきたい205冊」の一冊として推薦されていました。「ユウスケノの目からミカの成長を描いているところがおもしろい作品」と評価されています。

中学生のための読解力を伸ばす魔法の本棚

ところで、「オトトイ」という謎の生き物が気になる!!...きっと答えはないのでしょうが。

文庫本もあります(↓)。

ミカ! (文春文庫)

2年後を描いた続編もあります(↓)。幻の「シアワセ」のエピソードが心に残りました。

ミカ×ミカ!  ミカ×ミカ! (文春文庫)
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テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌
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