![]() | おじいさんとヤマガラ: 3月11日のあとで (2013/03/06) 鈴木 まもる 小学館 商品詳細を見る ⇒楽天ブックスで検索 |
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やまのなかに、おじいさんが すんでいました。
おじいさんは むしや とりや どうぶつが だいすきです。
おじいさんは、いつも ふゆのあいだに、
いたを きって はこを 6こ つくります。
はこには ちいさな まるい あなが あいています。
3.11の原発事故が起きてから、森で鳥が少なくなったという事実をもとにした絵本。鳥の巣研究家ならではの視点です。多くの人に被害を与えた災害でしたが、人間以外の動物たちはそれを知らされていないという記述を読んで、本当にその通りだと泣きそうになりました。
原子力発電所を「電気を作る工場」、放射性物質を「電気を作る燃料」と説明されているので、娘(当時小6)にもわかりやすかったと思います。
淡い鉛筆書きの優しい色合いが心を和ませてくれます。何度でも読み聞かせしたいと思う感動作でした。
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