生後2週間から白黒絵本で読み聞かせを始め、何千冊と読み聞かせしてきました。絵本の読み聞かせは、選書が命です。優れた絵本との出合いは、美意識を育て、本物を見分ける力を養います。将来の骨太な読書力につながる良い絵本を集めました。ゆっくりお楽しみくださいね♪
語りつぐ者
語りつぐ者語りつぐ者
(2013/04)
パトリシア・ライリー ギフ
さえら書房
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【最初のページ】
1 デッサンの少女
授業が終わった。ようやく、待ちに待った週末だ。エリザベスは、ひとりで家に向かっていた。
帰ったら、台所の長イスに寝そべって、図書館から借りた本を読もう。そして、昨夜パパといっしょに作ったブラウニーの残りでも食べよう。
それさえできれば、何もいらない。
つかれた足を引きずって裏口へまわりながら、横目で居間をのぞき、それから父親の仕事場をのぞいた。ガラスごしに、仕事をしている父親が見える。
のっぽで、ひょろひょろやせて、こめかみの辺りがもうちょっぴり白髪になっている父親。長い体を折り曲げるようにして、作業机の上で木片に彫刻刀をふるっている。
頭の上の棚には、父親の彫った木の動物たちとお面がひとつ、行儀よく一列に並んでいる。

2014年度(第60回)全国課題図書 中学校の部
出版社より 対象年齢 小学校高学年~

小学校高学年~中学生におすすめの本。200年前に描かれた肖像画の少女と現代の孤独な少女が年月を経て交差する物語。

娘(当時中1)が表紙の絵を見て「首が長くてキモチわるい」という理由だけで読みたがらなかったのですが、今年度の中学生向けの課題図書だと説き伏せ、何とか読ませました。おもしろかったのでしょう、あっという間に読み終わって「結構よかった、おすすめ!」と私にすすめてくれました。

アメリカ独立戦争に翻弄される少女の身の上に手に汗握ります。一気に戦争のまっただ中に引きずりこまれた感覚でした。最後は生き延びて幸せをつかんでよかったとホッと胸をなでおろしました。
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テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌