生後2週間から白黒絵本で読み聞かせを始め、何千冊と読み聞かせしてきました。絵本の読み聞かせは、選書が命です。優れた絵本との出合いは、美意識を育て、本物を見分ける力を養います。将来の骨太な読書力につながる良い絵本を集めました。ゆっくりお楽しみくださいね♪
ふたつの月の物語
ふたつの月の物語ふたつの月の物語
(2012/10/24)
富安 陽子
講談社
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【最初のページ】
1 美月
「どうして、あの子なんでしょうか?」
愛光園の応接室の古びたソファの隅に座って、指導員の松野さんは、きつい声で言った。松野さんは小柄な丸顔のおばさんだったが、愛光園の指導員の中ではかなりの古株で、この園で暮らす子どもたちのことをだれよりもよく知っていた。
愛光園は、併設されている乳児院までを含めると、新生児から高校生まで二百十三人の子どもたちが暮らす大きな養護施設だ。なんらかの事情で、父親や母親や家族と暮らすことのできなくなった子どもたちが、ホームと呼ばれるグループ単位で、ともに寝起きし、ここから学校に通い、ここで暮らしている。
松野さんは、中学生たちのホームを担当する指導員だった。五、六人単位で構成されるホームの子どもたちを、ふたりの指導員が担当するというのが愛光園のシステムだ。

中学生におすすめの本。中2の女の子たちの出生の秘密にまつわるミステリアスでちょっぴりダークでファンタジックなお話。

娘(当時中1)は表紙の絵が暗くて読む気がしないとずっと読まなかった本なのですが、読む本がなくなって渋々手に取ると...「すごくおもしろかった!!」と意気込んで私に薦めてくれました。ホント、最初からグイグイ引き込まれること!!寝食忘れて一気読み!!ものすごくおもしろかった。津田さんの人生の選択は身勝手な部分を差し引いても、本当に切なかったです。児童文学らしく、わかりやすい作品でした。
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