必ずしも配本された絵本が気に入るとは限りません。「おもしろくない」と思った絵本は読み聞かせるのも苦痛です。いっぽう、配本されない絵本の中にも優れた絵本はたくさんあります。何千冊と読み聞かせしてきた中で、良い本だけを集めました。ゆっくりお楽しみくださいね。
ヘレン、ようこそどうぶつえんへ
ヘレン、ようこそどうぶつえんへ ヘレン、ようこそどうぶつえんへ
マーガレット・ブロイ・グレアム、
ともの ふゆひこ(2000/06)
キッズメイト
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【最初のぺージ】
どうぶつえんの、ある あさのことです。
えんちょうさんが もんの かぎを あけようとして、
かいだんの うえの マッチばこに きがつきました。
それには こんな てがみが ついていたのです。
「これから ぼくのいえは、ペットを かっては いけない
アパートに ひっこすことに なりました。ぼくは へレンが
あかちゃんの ときから ずっと かっていましたが、
もう いっしょに いられません。ですから、ヘレンの せわを
どうか おねがいします。 ・・・・・ビリー」

名作「どろんこハリー」の絵を描いたマーガレット・ブロイ・グレアムマーガレット・ブロイ・グレアムの作品。今回は、絵だけでなく、文章も書いたところに注目したいですね。私は、「子どもが楽しむ読み聞かせ 3・4・5歳―絵本はともだち」という本で、4歳児が楽しむ絵本として紹介されていたのを見て、知りました。(ちょっと4歳児には文章や量が長めかな?)

ヘレンというので、てっきり女の子が出てくるのかと思っていましたが、主人公はクモでしたー。ストーリーがとってもおもしろかったです!子どもたちに何度も「読んで!」とせがまれました。

クモの生態もちょこっと紹介されていたりして、科学絵本っぽいところも印象に残ります。

人からうとまれる?クモにも、ちゃんと自然界で役割があり、役に立っている ― 作者のあたたかい視線と優しい絵がこの絵本の魅力です。

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