生後2週間から白黒絵本で読み聞かせを始め、何千冊と読み聞かせしてきました。絵本の読み聞かせは、選書が命です。優れた絵本との出合いは、美意識を育て、本物を見分ける力を養います。将来の骨太な読書力につながる良い絵本を集めました。ゆっくりお楽しみくださいね♪
花さき山
花さき山
(1969/01)
斎藤 隆介、滝平二郎

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【最初のぺージ】
おどろくんでない。
おらは この山に ひとりで すんでいる
ばばだ。山ンばと いうものも おる。
山ンばは、わるさを すると いうものも
おるが、それは うそだ。
おらは なんにも しない。
おくびょうな やつが、山ンなかで
しらがの おらを みて かってに
あわてる。
そしては べんとうを わすれたり、
あわてて 谷さ おちたり、
それが みんな おらの せいになる。

講談社第一回出版文化賞
第九回モービル児童文化賞

出版社より 対象年齢: 小学校低学年向け

edu (エデュー) 2007年 12月号」で、歌人の俵万智さんが「泣いた本」として推薦されていました。世代を超えて読み継がれる名作です。

とても美しい版画の絵です。美しい花々の色彩に感動しました。

実は、独特の画風のため、手に取ることをためらっていました。読み聞かせしてみると...文章は思ったより長くないし、心に残る名作だと思わずにはいられませんでした。

最初の山ンばの姿がこわいけれど(ほんと、こわい!)それを乗り越えてまで読み聞かせしたい作品です。人がやさしいことをすると山に花が咲くというお話。弟に母親のおっぱいをとられて、目にいっぱいなみだをためて耐える兄。祭り着を妹のために我慢する主人公のあや。教訓的なお話ではあるけれど、もの悲しいお話。泣きたくなってきます。

なお、麻布学園・国語科教諭の中島克治氏の著書「小学生のための読解力をつける魔法の本棚」のなかで、「小学生のうちにぜひ読んでおきたい170冊」の一冊(低・中学年向け)として推薦されています。「自分のやりたいこと、食べたいものを、きょうだいのために我慢する少女の思いが、美しい花を咲かせます。ゆっくり読んで、子どもにいろいろ考えさせてあげるといいですね。」

小学生のための読解力をつける魔法の本棚

また、『一生、読書好きになる本の選び方』でも「誰もが持っている心の芽を育てる、心に残る絵本です」と紹介されていました。

最新版・一生、読書好きになる本の選び方 (学研ムック)
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テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌